2009年11月25日水曜日

私の愛すべき2人のお父さん

もうあと数週間で真夏のオーストラリアへ。 まだまだ、と余裕でいたのでハッと急に焦りだし、
スーツケースの用意から出発前にやらなくてはいけない細々としたものに追われています。

そんなこんなで最近は約5年間過ごしたオーストラリアモードに頭がなっている事がよくあり、こんな話を思い出しました。

それは私と紅花さんが婚約を決めた事でのある出来事。。

婚約を発表して、それはそれは日本、ブリスベンの家族は喜んでくれました。
婚約パーティーを企画してくれたり、遠くに住んでいる沢山の親戚の皆さんからも続々とカードが届き、思っていた以上の盛り上がりに私もテンションアップ!!
でも婚約というのは、結婚についも具体的になってくる事で、やはり考え出すのが家族同士の繋がり。

それまでも、お互いカードやプレゼントを贈りあってくれていたけれど、ちゃんとした挨拶はしていなかったのもあり、すぐに話は決まり。日本、AUSお互いのパパ達急に張り切りだしちゃって。。

何月何日の、日本、AUSそれぞれ何時に電話をします。と決めて、その日までお互いの挨拶の猛練習が始まり、、

日本からは毎日電話がかかってきて「いつも娘がお世話になっております」は英語で何ていうの?
的な日本式の挨拶から「私はオーストラリアの自然がとても好きです」的な教科書に載っているような自己紹介まで、だからーーThank you for taking care of my daughter だって。「え?なんて?サンク ユーフォー なに?」だ~かぁ~ら~(怒)
というやり取りが一週間ほど続き、 ブリスベンパパとも同じやり取りを同時にこなし(ブリパパには勿論優しい私(笑))

遂にその時が!!皆が緊張した面持ちのリビングルーム。ティロリロリーンと電話のベルが!
緊張はピークに達した時に始まったこの会話
"Hello"
「サンク ユー フォー テイキング ケア オブ マイ ドーター」
" Kon ban wa watashi no namae wa ○○desu"
「アイ ライク オーストラリアン ネイチャー」
"Watashi tachi wa ○○(私の名前)wo totemo aishite imasu"

会話を聞いていなくても、なんだか大変な事になっている事は容易に想像でき、ハラハラしつつ笑えてきてしまう外野の私達。きっと時同じくして日本もお父さんの傍らお母さんと妹が笑いをこらえていただろう。。

なんだかんだで、お互い言いたいと思っていたことをそれぞれ一気に言い終わったようで
"Sayonara" とブリパパが言ったのを聞いて日本のお父さんと私が話すと、、
「英語で会話ができたわ」との事。頭に血がのぼってか、すっかり英語で会話をしているつもりだったよう(笑)

ブリパパも「なにいってるのか良く分からなかったけど話せてよかったー」との事

それぞれのパパがそれぞれ違う言葉を話しての初めての会話。
沢山の笑いで終わってしまった短い会話には、子供達を想う沢山の愛が確かにあり、あー結婚するってこういう事なんだなーとしみじみと感じ、忘れられない思い出になりました。

その後しばらくして結婚式の為に初めてオーストラリアに上陸した私のお父さん。
初対面のオーストラリアのお父さんとの間には中々成立しない会話の中に沢山の笑顔と堅い握手。
初めて通じたのが、お互いはめていた腕時計を見せ合って、
「ディス イズ メード イン オーストラーリアー」
" Seiko Nihon no watch desu!"
ハハハハhahahaha--

私の素敵な大好きな2人のお父さんズです:)

2 件のコメント:

  1. 会話をしているパパたちの様子が頭に浮かんできたわー。かわいーーーーい。ミセス病棟ちゃんのパパはどっちもパパらしくてかわいい!!


    でも電話の音がティロリロリーン???最近そんな音なるか??と突っ込んでみたくなりました!!

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  2. ブハハハ やっぱりそこ気になった?

    実は私も電話のベルの音忘れちゃってさーとっさにこんな感じだった気がするとイメージでつい。。

    良く考えたらAUSも日本も電話のベルの音は同じだよね;)

    YUMEちゃんはブリパパには去年会ったよね。日本のお父さんには結婚式以来かな?
    相変わらずのマイペースじいさんだよ;)

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