今から一年半前~今年の初めごろまで、冗談抜きで私の頭の中の80%位が「ダイエット」という言葉で埋まっていました。
朝起きてから夜寝るまで今日食べるご飯と体重と体重と体重。。みたいな時期でした。
私がこんな間違ったダイエット漬けになるにもきっかけがあって、出産をされた方は分かってくれるかもしれないけど、「産後太り」
産後はとにかくお腹が減って減ってしょうがない。甘いものも食べたくてしょうがない。
一般的には母乳をあげている間は太らないらしい。ただ私の経験上それも半年まで。
母乳の成分が変わるのか。半年以降は出産直後と同じだけ食べていると普通に太る。しかも全然体重が減らない。ギャーーーーという感じ。
太ってしまった私が間違ったダイエットに陥るのにも理由があって、それは出産前は全然太らなかったから。ちょっと体重増えたかなーと思ったら、2、3日炭水化物を取らないとか一駅分歩くとかですんなりいつもの体重に戻った今思えば奇跡のような過去。
だから今回も同じようなつもりで居たから、どんどん食べても簡単に痩せられると思っていて、そりゃーー焦る焦る。。勿論昔の服は入らない、見た目も嫌だし、挙句の果てには「2人目?」なんて聞かれちゃうことも。
本やネットで「ダイエット」と付くありとあらゆる方法を試しては失敗。極端に食事を減らして、なんだかブルブル手が震えたことも。母乳も出が悪くなってしまってKennyにも可愛そうな思いをさせていた。
ストレスで頭の中が食べ物で一杯になってしまって一度に凄い量を食べてしまって自己嫌悪。。食べ物がこの時は嫌いな時でした。。
だからYogaを始めたのも、すがる様な気持ちもあり、今思うと恥ずかしいけれど、先生に「食欲が無くなるようなアーサナを教えてください」なんて質問したことも。
沢山世に出回っている情報ではYogaをすればみんな痩せるというイメージ。ただ先生のアドバイスは「人には適正体重というものがある」という事。だから今のその人の身長や生活環境などに一番適応された体重になっていくという事だそう。
だから太っている人は痩せていくし、逆に痩せている人はより健康的に体重も増えるのだ。
実は、実際去年の年末からYogaを初めて数ヶ月で2~3キロ程ドンドンっと体重が増えた。ただ、これは納得してて、我慢していた炭水化物を三食食べるようになったから。あとは特にYoga後はご飯が美味しく感じたし、実際なんでもモリモリよく食べた。でもその先生の「適正体重」を聞いてからは食後の罪悪感も無かった。
あとは筋肉が付いたからかもしれない。どんだけ頑張って息を吸っても引っ込まなかったお腹がちゃんと堅くなってそれなりに引っ込むようになったもの(笑)
「食べる」という字は「人」に「良い」と書く(あ、これも先生の言葉です笑)
いつも美味しいと感じながら食べ物すべてに感謝をしてゆっくり頂く。それで初めて本当の意味での「食べる」という事。
きっと私は間違った気持ちで食べ続けた間、食べ物に対する罪悪感ばかりを思っていて本当にもったいないことをしていたと思います。
適正体重の事で言えば、約2歳近くになるまで母乳でKennyを育てさせてもらった。
きっとその時の私にはそれだけのエネルギーとして必要な体重だったんだと今は本当に思う。
実際、おっぱいを卒業してからなにもしてなくてもスルスルと体重は落ちた。
身体は何もしなくてもその人にとって病気をしないように考えてくれているのにそれを分かっていなかった私は本当に自分の身体にかわいそうなことをしてしまっていたよ。。
今の私は今の体重がどれくらいかも分かっていない。Yogaをする時、始めになるべく全身が写る鏡で自分を映してみて「あ、ちょっと増えたかな?」とか思うくらい。
そうやって身体を大事に思えるようになったからか、身体に入れる食べ物もできれば良い物にしたい。野菜は前以上に好きになった。
今一番幸せな瞬間は?と聞かれたら「美味しいご飯を好きな人達と食べてる時!」と間違いなく答えると思う;)
最後に良く使われている「ダイエット」という言葉。日本では体重を落とすという意味だけで使われているとおもうけれど、英語の意味は、『食物、(日常的な)食事、餌』と辞書などには載っていて、健康維持の為にいい食生活に改善して体重を増やす事も同じダイエットという言葉を使う。
自分が間違ったダイエットをする事によって分かったのは、日本の女の子はちょっと極端に痩せたいと思っているところがあるし、テレビや広告、ネットなどもダイエット商品で溢れている。その人それぞれの適正体重なんて無視してとにかく体重を減らせば綺麗になれる。と勘違いをさせていると思う。
それはとても危険な事だと思う。
無理をしてなくて今その人の生活環境にマッチてこそ出てくる綺麗さ、女らしさ、ボディーラインというのがあるのなら、それが一番素敵なんだと思います。
なんだか長々と書いてしまった。。最後まで読んでくれて有難うございます。